COC+英語夏期集中講義(英語インテンシブA・B)報告書

                                                                           主担当:山本好比古
副担当:松野和子、宇賀田栄次、佐藤直樹、須藤智
(文責:山本)

 

集中講義の目的

 この英語集中講義(英語インテンシブA・B)は、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創世推進事業」のもと、地域志向科目を拡大する一環として、昨年に続き本年度も開講されました。平成29年9月19日〜22日(9月25日と10月7日はオプション参加のフィールドワーク)に教養英語科目として開講され、静岡市役所および地域の専門家との連携により、こうした専門家を講師として招き、実践的な授業を展開しました。9月25日と10月7日のオプション参加の清水港のフィールドワークでは、受講生はこれらの講義を通じて習得した学習内容を実際に活用し、外国人観光客と英語でコミュニケーションを取りつつ、静岡の魅力を発信しました。履修条件としてTOEIC600以上を課し、受講定員は20名でしたが、受講生募集締め切り時点で43名いたため、定員を30名に増やし、抽選により受講者が決まりました。

 

集中講義の簡単な授業内容

 4日間の簡単な授業内容は以下の通りです。( )は担当者です。

  1. ガイダンス(山本)
  2. 静岡における国際交流(市役所)
  3. 実践英語1(森)
  4. 実践英語2(森)
  5. 実践英語3(森)
  6. 静岡の観光(地元旅行会社)
  7. グループプロジェクト1(森)
  8. グループ発表1(森+山本)
  9. 静岡市内フィールドワーク(通訳ガイド)
  10. 静岡市内フィールドワーク(通訳ガイド)

11. 静岡市内フィールドワーク(グループワーク)
12. 静岡市内フィールドワーク(グループワーク)
13. グループプロジェクト2(森)
14. グループプロジェクト3(森)
15. グループ発表(森+山本)
16. 清水港フィールドワーク1:9月25日
(オプション参加:山本)
17. 清水港フィールドワーク3:10月7日
(オプション参加:山本)

 

*写真は3日間の英語の授業風景の様子。共通教育L棟のアクティブラーニング仕様の教室を利用し、各グループでパソコンを使い、英語によるプレゼンテーションの練習や、清水港フィールドワークにむけての英語表現などを、担当教員からアドバイスを受けつつ、アクティブラーニング式に授業が展開されました。

 

フィールドワーク(静岡市内と清水港)

 今回の集中講義ではフィールドワークが合計3回含まれています。3日目に行われた静岡市内へのフィールドワークと、残り2回は清水港へのフィールドワークです。3日目のフィールドワークは、清水港フィールドワークの予行練習も兼ねているのですが、清水港フィールドワークは、天候等の事情により、客船が清水港に入港出来ない可能性もあり(実際には3回とも無事入港してくれました)、清水港フィールドワークがキャンセルになった場合でも、3日目に静岡市内でフィールドワークを行う事で、受講生達が、この夏期集中講義で習った事を、練習する場が生まれるので、3日目の市内フィールドワークは受講生にとっては有意義なフィールドワークになったと思います。

3日目には、清水港フィールドワークの予行演習として、静岡市内(外国人観光客がよく訪れる駿府城公園)において、ボランティア通訳ガイドとして活躍されている方を講師としてお迎えし、清水港フィールドワークの予行演習を行いました。午前中は、通訳ガイドの方にデモをして頂き、午後は学生が午前中に教わった事を実践・練習する形をとりました。こちらも当日の様子を以下に写真で紹介します。

 

*写真は午前の駿府城公園にてボランティア通訳ガイドの方からレクチャーを受け、その後グループで習った事を実践している様子

 

*写真は午後の静岡市内での各グループでの調査。偶然浅間神社前の商店街にて、外国人観光客が困っていたので、学生が話しかけて英語でサポートする機会に恵まれました。

 

清水港フィールドワーク(オプション参加)

 この4日間の集中講義終了後、9月25日と10月7日にオプション参加として、清水港フィールドワークが行われました。今回は9月25日に清水港に入港した外国の大型客船「セレブリティー・ミレニアム」号が入港した時の様子を報告いたします。

乗客の多くが外国人観光客で、受講生は9名の参加でした。受講生が清水港で参加した活動は、

  1. 市役所の本部テント内で、ボランティア通訳の方達と外国人観光客への英語での案内のサポート
  2. 市役所の本部テント内で、清水港全体へのアナウンスのサポート。日本語は市役所の方、英語は受講生
  3. 地元旅行会社とタクシー会社の協力のもと、タクシーツアーへの便乗
  4. ボランティア通訳協会の方と一緒に市内観光
  5. 市役所の協力のもと、清水商店街での(英語での)買い物サポート

に別れての参加となりました。ただし、清水港でのフィールドワークにおいて、学生は通訳ガイドという立場ではなく、学生ボランティアという立場で参加させていただきました。

 

*写真は清水港フィールドワーク当日、市役所本部のテント内で外国人観光客に英語で静岡に関する事を案内したり、清水港全体への英語でのアナウンスを行っている様子

 

特にタクシーツアーの活動では、参加する外国人観光客には、その事を事前に伝えて、了解を頂いて参加しております。また、地元旅行会社の方のお話では、外国人観光客の方も、学生に通訳ガイドとしての同乗を期待しているという訳ではなく、

  • 「大学でどんな勉強しているのか?」
  • 「普段の食事は自炊しているのか?」
  • 「友達と食事にでかける時は、どういった場所で食事するのか?」
  • 「週末は何をしているのか?」
  • 「バイトはしているのか?」

といったように、学生の日常生活に関して興味をもたれているようで、地元の人達との交流の機会として、学生とのコミュニケーションを楽しんでいるとの事でした。

また、タクシードライバーの方も英語でコミュケーションが出来る人が同乗してくれる事の恩恵があり、学生も英語で外国の方と英語でコミュニケーションが出来る恩恵があり、双方にとってwin-winの関係が生まれています。

また、市役所本部テント内での案内では、かなり多くの外国人観光客が静岡の情報を求めて、常に外国人でにぎわう状況となり、市役所の方もからも「大変助かった」との声を頂き、学生からも「英語が沢山話せて楽しかった」と声が出ていました。

 

まとめ

 今回の夏期集中講義は、昨年に続き2回目の開講となりました。受講した学生からも好評でしたし、昨年同様、市役所や地元旅行会社の方々からも、学生ボランティアの協力が、今後静岡により多くの観光客(外国人に限らず日本人も含め)の増加に大きく貢献している等のコメントを頂いています。昨年の清水港フィールドワークでは、タクシーツアーが主な活動でしたが、フィールドワーク当日、タクシーツアーがどの程度出るのか未知数であり、タクシーツアーに参加できない学生の清水港での活動が課題となっていました。今年は、タクシーツアー以外の活動に加え、フィールドワークも2回行い、出来るだけ多くの学生に、外国人観光客と英語でコミュニケーション出来る機会を設けました。

 

 

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