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2015年度学際科目「インターンシップの理論と実践」 成果発表会を開催しました

平成27年9月25日、開講から4年目を迎える学際科目「インターンシップの理論と実践」の成果発表会を静岡大学静岡キャンパス内で開催しました。本授業は大学2,3年生を対象に15コマの事前学習と事後学習、および静岡県内に本社をおく食品関連企業でのインターンシップを通して、実社会に触れることによる学習意欲の向上、基本的な業務遂行能力の習得を目的とした、プロジェクトベースドラーニング(PBL)型の授業です。今年度は7つの企業に対して1~2名がそれぞれの企業における新規事業や販売チャンネル拡大に向けた課題探求型のインターンシップや、日常業務に取り組みながら企業における「強み」を再発見する日常業務型インターンシップに取り組みました。成果発表会では、授業を担当する学生支援センター宇賀田栄次准教授から授業概要のほか、今年度の授業改善内容やこれからの三者(学生-企業-大学)共益を実現するためのインターンシップへの期待、実習を経験した学生への期待などが説明され、その後、個人ごとの成果発表、最後に実習先を代表して、株式会社ホテイフーズコーポレーションの杉本守様、フードカルチャー・ルネサンスの鈴木達也様より講評をいただきました。

本授業の事前学習では、静岡銀行や静岡市シティプロモーション課などとも連携し、「しずぎん@gricom」での販売体験や外部講師によるマーケティングや農業の新たな展開に関する講義があるほか、毎回学生同士のグループディスカッションがあり、インターンシップだけでなく、地域資源や社会、或いは自分自身への気づきを深めるプログラムが進められました。その結果、本授業を通じて、どの学生も「自分自身を成長させたい」、「もっと地域や社会に関心を持ちたい」などと感じており、『学習意欲の向上』だけでなく、『活動や視野の拡大』や『社会に対する不信・不安の払しょく』といった効果も得ることが確認できました。

(授業概要の説明)

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【各実習先とインターンシップ概要】

1.実習先:農芸環理株式会社/日常業務型インターンシップ

(内容)農作業体験や営業同行、取引先農家の見学などの日常業務を5日間体験しました。また役員や従業員の方との意見交換を行いました。インターンシップを終えて中小企業ならではの社長と社員との距離感の近さや農家との信頼関係の強さなどの強みを知ることができました。この経験から自分から学ぶことの大切さやその為に自分の意見を持つことや質問する力を付けることが必要だと感じました。

2.実習先:京丸園株式会社/課題探求型インターンシップ

(内容)ユニバーサル農園を展開する京丸園を中心とした関係組織との相関関係を可視化するために相関図を作成する課題に取り組みました。京丸園と関係のある外部組織へ訪問することで障害者雇用の実情や様々なサポート体制、外部組織からみた京丸園の存在について知ることができ、その結果、第三者から見てもわかりやすい相関図を作成することができ、企業見学者への説明用資料として活用いただくことになりました。京丸園の取り組みを通じて工夫や助け合いで新たな人的資源や価値を生み出すことができることを知り、効率性ばかりでなく自分が成長できる働き方をしたいと考えることができるようになりました。

3.実習先:フードカルチャー・ルネサンス/日常業務型インターンシップ

(内容)農作業体験、取材見学などの日常業務に9日間取り組みました。三島の遊休地を利用して在来品種にこだわった農業経営を通じて、人とのつながりや新しい発想、着眼点が価値を生み出し、そのためには視野を広げ先入観にとらわれないことが大切だと気づきました。また、初めての農作業は大変不安でしたが実習をやりきったことで挑戦する勇気を持つことの重要性にも気づきました。

4.実習先:鳥居食品株式会社/課題探求型インターンシップ

(内容)スーパーに対して消費者目線でプレゼンするためのツールの作成に取り組みました。メーカーの垣根を越えた消費者の用途、年齢、性別に合わせたマトリクスや、嗜好に対してどのソースが適しているかの診断チャートを作成しました。作成する過程で自分が生まれ育った場所にも魅力的で成長するために挑戦している企業があること、地元にも様々な経営資源があることを知り、改めて地元に貢献できる仕事がしたいと思いました。また、社会に出るには相手を納得させられる熱意、知識が必要であると感じました。

5.実習先:株式会社ホテイフーズ/日常業務型インターンシップ

(内容)原料解凍~出荷までの缶詰製造工程に関わる作業や座学を4日間取り組みました。缶詰の製造工程は想像以上に細かく、拘りを持って製造されており自信を持ってアピールできる商品を作る熱意を感じました。また、フレンドリーな工場長から、良い職場環境づくりの大切さを学ぶこともできました。

6.実習先:株式会社マルヒデ岩崎製茶/課題探求型インターンシップ

(内容)静岡市葵区茶町周辺の魅力をPRするために作成された「茶の町マップ」の改訂に取り組みました。第1版で指摘された分かりにくさを改善し、より多くの人に茶町に足を運んでもらいお茶に親しんでもらうマップづくりを目的としました。実際にマップの使いやすさを試したり、新たに加わる店舗へのインタビューを行ったりする中で「お茶」を介したまち全体の繋がりやあたたかさ自体も地域資源であると感じました。また岩崎社長の幅広い知識を使って新しいことに挑戦する姿にとても刺激を受けました。大学での学びや社会にでることの大切さを感じることができました。

7.実習先:杉本農園/課題探求型インターンシップ

(内容)杉本農園で栽培している「低タンパク米」の流通拡大について取り組みました。流通拡大の方策として伊藤忠食品に対してプレゼンを行うことになりました。プレゼンを成功させるために、農作業体験、企画の骨子作成、信憑性が高くわかりやすいデータ収集、伊藤忠食品に関する情報収集など行い企画書を作成しプレゼンを行いました。準備を進めていく中で、人との繋がり、相手のために手間や工夫すること、未来について考えることの大切さに気づくことができ、これからの大学生活での学びに生かしていきたいと思いました。

(学生成果発表)

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