1.交換留学ポートフォリオについて

  • 本学の学生が海外の協定校へ留学する場合、以前より学習目標等を管理するためのポートフォリオを作成するよう指導されていました。このポートフォリオはエクセルシートへ入力する方式を採っていたため、国際交流課の職員へメール送信して提出する必要があり、管理に手間が掛かっていました。
  • 国際交流センターでは提出物の管理等をしやすくするため、平成27年度の派遣学生から学務情報システムのポートフォリオを使うこととし、平成27年3月から運用が開始されています。

<エクセル版ポートフォリオのイメージ>
exchangePF_excel_format

 

2.対象学生

  • 交換留学に行く学生リストを事前ガイダンスの参加者名簿を基に国際交流課で取りまとめ、学務情報係においてシステム登録を行います。交換留学ポートフォリオは、これらの派遣予定学生に対してのみ公開されます。
  • 平成27年度の参加学生は、一般募集15名、追加募集5名の合計20名となっています。

 

3.利用サイクル

  • 学生は、例年2月に開催される第1回ガイダンスの直後から目標登録を行い、留学中、帰国後まで1つの学修成果シートに継続して記録をします。
  • キャリアポートフォリオのように毎学期のサイクルはなく、留学に伴う一連の活動の中で、それぞれの時期に対応した目標や成果を記録するため、例えば、2015年2月のガイダンス参加学生は、2014年度のシートを卒業まで使うような運用となります。
  • 具体的な入力項目などのイメージは、以下のようになっています。
<学修成果シート(目標)の利用イメージ>

exchangePF_mokuhyo

<学修成果シート(成果)の利用イメージ>

exchangePF_seika

 

4.各種提出書類の管理

  • ポートフォリオをWEBシステムで登録することとあわせて、留学の各時点で必要な提出物についても、学修成果シートを利用して省力化を図りました。上記のポートフォリオは「目標」シートに展開されていますが、提出物の管理は「成果登録」シートを利用して取りまとめができるようにしています。
  • 対象となる提出書類は、下記URLで案内されている「交換留学の流れ」に時期別に案内されています。提出書類のうち、留学中に毎月2回提出する定期レポートや、署名・押印が不要な各種届出は、電子ファイルでシステムにアップロードしてもらうことで、これまでのメール添付による回収を代替しています。

<国際交流センターHP掲載「交換留学の流れ」>
http://www.icsu.shizuoka.ac.jp/japan/ryugaku.htm

 

5.教職員による関与

  • 交換留学ポートフォリオは時系列順に13の入力項目に分かれており、そのうち3つは国際交流センターの教員がコメントを返す構成になっています。留学前・留学中・留学後それぞれの時期において、学生へ定期的な指導をすることで、留学を通して有意義な学習ができるようサポートを行っています。