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静大版FDの定義と構成要素
1.定義
- 静岡大学におけるFD(以下、「静大版FD」という。)とは、すべての学生(大学院生を含む。以下、同じ)の学力や研究能力の向上を目的として、教員(教員集団を含む。以下、同じ。)が主体的かつ自主的に取り組む研究・教育活動の改善実践、および大学がそれを側面から組織的に支援・促進する活動をいう。
- 静大版FDの定義づけの特徴は、教育だけでなく研究活動の改善を含む教員のキャリア形成も視野に入れていることである。なによりも教員が日々実践している研究活動の充実・発展が教育活動の改善にもっとも大きく貢献するという認識がここにある。
2.構成要素
- 静大版FDは、おもに教員を対象とする領域(狭義のFaculty Development)、カリキュラム(教育課程)を対象とする領域(Instructional Development)、大学全体の研究教育環境および教育制度を対象とする領域(Organizatio-nal Development)、という3つのレベルで構成される。
- これら3つのレベルが有機的に連携して初めて静大版FD活動の全面展開が可能となることに特に留意する必要がある。