1.数理・データサイエンス教育の普及

  • 静岡大学では文部科学省の事業である「大学の数理及びデータサイエンス教育の全国展開」における協力校として採択され、2019年度から3年間に亘り、1~2年次対象の全学教育科目としてのカリキュラム開発や、作成した教材等の成果を周辺地域の大学等へ展開する取組を行いました。
  • 2022年度からは、文部科学省の同事業における「特定分野校(理工農学分野)」及び「ダイバーシティ推進校」として採択され、モデルカリキュラムを踏まえた教材等の開発、社会の実課題・実データの収集・整備等を実施・公開するとともに、他大学等への普及・展開を進めていきます。
  • 当該事業に関しては2022年度からは全国11大学の拠点校を中心とし、静岡大学を含む全国18大学の特定分野校とともに、全国の学生に対して数理・データサイエンス教育を受けられる環境の構築を進めています。
拠点校11大学
北海道大学 東北大学 筑波大学
東京大学 東京工業大学 名古屋大学
滋賀大学 京都大学 大阪大学
広島大学 九州大学
特定分野校18大学
北見工業大学 秋田大学 山形大学
茨城大学 宇都宮大学 東京医科歯科大学
お茶の水女子大学 電気通信大学 長岡技術科学大学
富山大学 金沢大学 静岡大学
和歌山大学 島根大学 香川大学
九州工業大学 鹿児島大学 琉球大学

(2022年4月現在)

数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム

http://www.mi.u-tokyo.ac.jp/consortium/

 

2.静岡大学の取組の概要

  • (1) 本学の取組は、文系・理系を問わない全学生に対し、全学教育科目として数理・データサイエンス教育を展開する体制を整備することを目的としており、拠点校が作成した参照基準・カリキュラム・教材を踏まえつつ、授業計画・教授法・教材(e-Learning教材を含む)の開発を行います。
  • (2) 全学教育科目における具体的なカリキュラムとして、令和2年度から1年次全学共通必修科目として、e-Learningを活用した数理・データサイエンス科目を開講します。
  • (3) 数理・データサイエンス教育の質保証体制を整備します。各学生の数理・データサイエンス分野に関する学習到達度を参照基準の各項目に位置付け、eポートフォリオシステム中で各項目毎に「見える化」できるシステムを開発・運用します。
  • (4) 静岡県内の大学が参加する「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」の枠組みを活用しつつ、学内での取組から得られた教材等や知見を他大学に提供し、数理・データサイエンス教育の普及を図ります。

 

3.静岡大学の組織体制

〔1〕中心組織
  • 静岡大学での本事業の運営は、全学教育基盤機構の構成組織である大学教育センターが中心となって行います。
  • 大学教育センター内に置かれた「数理・データサイエンス教育プログラム開発WG」並びに「情報科目部」において、授業計画や教授法の開発、e-Learning教材の開発や整備を担います
〔2〕協力組織
  • e-LearningやオンラインFD活用に必要な情報環境の運営整備にあたっては、オンライン教育推進室、情報基盤センターの協力を得ながら作業を進めます。
  • 文系から理系まで幅広い分野の学生に、効果的に数理・データサイエンス教育を行うにあたっては、教育経験及び専門的人材を有する情報学部の協力を得ながら作業を進めます。
  • 本学で開発した教材や教育方法・ノウハウをオンラインFD活動等により周辺大学へ普及するにあたっては、「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」の協力を得ながら作業を進めます。
【組織体制図】

 

4.お知らせ