【坂本孝丈・大学教育センター】新任教員ご挨拶

静岡大学大学教育センターの助教として着任しました坂本孝丈です.オンライン教育の推進に関わる業務や数理データサイエンス関連の授業を担当しています.元々,静岡大学情報学部に入学し,そのまま博士課程まで進学し,博士課程修了後も浜松キャンパスで勤務していました.現在(2022年10月〜)は静岡キャンパスで勤務しています.静岡キャンパスは浜松キャンパスと比べて,キャンパス内の高低差が激しく,日常の移動のついでに運動不足が解消できそうです.

自己紹介を兼ねてこれまで経験してきた情報技術の発展について振り返ってみたいと思います.私がインターネットを利用し始めたのは中学生の頃(2000年代)です.ちょうどこの頃にインターネットが普及し始め,クラスの中の何人かがネットゲームをしたり,ホームページを作っていたり,ブログを書いて公開したりしていたような時代でした(SNSと呼ばれるものはまだありませんでした).携帯電話も(今でいう)ガラケーで,携帯電話の通信では画像はなんとか送れるものの,動画の送受信は難しかったように思います.離れた人とコミュニケーションを取れることが当たり前になっていく,そんな時代の変化を目の当たりにしていました.

そのような時代から10年ほど(2010年代)で,ほとんどの人がスマートフォンを使いこなし,誰でも簡単にメッセージを全世界に向けて発信したり,動画投稿したりできる時代が到来しました.また,個人が比較的容易にスマホアプリを開発し,公開できるような環境が整ったことで,プログラミングが身近なものになったように思います.私自身も学生時代にはプログラミングの練習として,(簡単な)アプリを開発し公開していました.この頃はまだ一部の情報系を専門とする人(や得意な人)に限られていたかもしれませんが,個人のアイデアを形にし,全世界に公開できる世の中になっていました.

今なお情報技術の発展により我々の生活は変化しており,その変化のスピードはますます加速しているように思われます.一方で,人間が本来の能力で処理できる情報量や適応できる範囲には限界があります.そのため,情報技術をうまく利用し,自身の能力を拡張していく必要があります.また,AI関連の技術が発展したことにより,色々なことを容易に(あるいは自動的に)実現可能な情報システムが数多く登場しています.自らの研鑽を怠ってこれらのシステムに依存してしまうことは問題ですが,これらのシステムをうまく使いこなすことで様々なスキルを身につけることが容易になりつつあるという側面もあります.

これからの社会で活躍するためには,様々なツールやシステムを適切な範囲で利用(場合によっては協調)しながら,問題を解決していく能力が求められると予想されます.一方で,積極的に情報収集していなければ,新しく登場したツールやシステムの使い方・活かし方について学ぶ機会は少ないようにも思います.ですので,授業等で機会があれば色々なツールやシステムについても紹介できればと思っています.逆に,皆さんからも有益な情報があればぜひ私を含め周りに共有してもらえればと思います.