【坂井敬子・大学教育センター】授業後も続く地域との繋がりと新たな展開

授業後も続く地域との繋がりと新たな展開

大学教育センター 坂井敬子

_昨年度(平成27年度)前期のことになりますが,学際科目で,企業(松岡紙業株式会社)・自治体(富士市)と連携した地域志向的な学部横断ゼミを担当しました。授業が終わってからやがて1年になりますが,今日は,連携先との継続した繋がりや新しい展開に感謝の気持ちを込めて,少し振り返りをしたいと思います。
_この授業で履修生たちは,松岡紙業株式会社の業務用油吸着材「ECO2」を,一戸建て居住者を新たなターゲットとして売り込むべく,富士市職員の方々にご協力いただいたアンケート結果を基に,改名・ゆるキャラ「油(ゆ)とーるくん」を考案しました。
2016NL
_その成果は,松岡紙業株式会社様が,昨年11月の富士市環境フェアで報告展示してくださいました。その時,一般来場者を対象に,「油とーるくん」のモニター募集も行われました。
_先日,松岡紙業様から久しぶりのご連絡があり,そのモニター結果を報告してくださいました。改善すべき課題も明らかになるとともに,満足を感じたモニターの方が地域イベントで取り上げてくださるといった新しい繋がりも生まれたとのこと。製品の新しいターゲットへのアプローチに,学生たちのアンケート分析やゆるキャラが貢献できたようです。
_授業こそ4か月余りの短期的プロジェクトでしたが,学生の取り組み・思い入れを実現しようと尽力してくださっている方々に感謝し,今後も大学と地域との繋がりを大切にしていきたいと思います。

*当時のプロジェクト(TEAM FES)については,下記本学サイトに記録があります。ぜひご覧下さい。
https://web.hedc.shizuoka.ac.jp/career/インターンシップ/地域連携プロジェクト型セミナー/