スクールインターンシップ(SIS)

プログラムの概要

目的 

スクールインターンシップ(略称:SIS)は、教職を志望する大学院生に対し、学校現場に役立つ実践的指導力の向上を図ることを目的としています。

経過

年度 内容
2015年度 理数系大学院生を対象にSISがスタートしました。
2016年度 理数系以外の大学院生にも対象を拡大しました。
2017年度 教育学研究科の学校教育研究専攻共通科目として、「スクールインターンシップ」(4単位)を開設しました。
2019年度 総合科学技術研究科(理学専攻、農学専攻)の「スクールインターンシップ」(4単位)を開設しました。
2020年度 人文社会科学研究科の「スクールインターンシップ」(4単位)を開設しました。

対象

学部での教育実習経験があり、教職を志望する全学の大学院修士学生(原則として1年生)が対象です

活動内容

SISは、事前活動(5~7月頃)、学校実践(9月頃)、事後活動(10~11月頃)の3つの活動からなります。事前活動では、事前研修会、個別面談(テーマ、内容、計画等の決定)、事前学校訪問、事務手続き等を行います。学校実践は、原則として3週間行います。事後活動では、事後研修会、簡単な報告書の作成、事後学校訪問等を行います。

実施スケジュール

時期 内容
4月初旬
  • SIS説明会について各大学院掲示板等で周知
4月中旬
  • SIS説明会の開催
5月下旬
  • SIS参加希望者への個別面談
6月上旬
  • SIS事前全体研修会
6月下旬~
  • SIS事前個別指導
7月上旬~
  • SIS事前学校訪問
8月下旬~
  • SIS学校実践
  • 特任教員による授業等参観及び指導
9月下旬
  • SIS事後全体研修会
9月下旬~
  • SIS事後個別指導
10月下旬~
  • SIS事後学校訪問

参加を考えている大学院生向けのQ&A

Q1 SISの目的は何ですか?

【A1】教員を目指す学生が、その夢を実現できるよう支援するとともに、「豊かな人間性と専門性」、「実践的指導力」を備えた教員として教育現場で活躍できることを目指しています。

Q2 実践的指導力とは何ですか?

【A2】SISでは実践的指導力を「教員初期段階に必要な能力」と捉え、その具体的内容を「①教科指導力」、「②学級経営力」、「③生徒指導力」、「④協働・連携力」としています。SISの参加を通して、これらが育成されることを目指します。

Q3 教育実習とどこが違うのですか?

【A3】教育実習は教員免許状取得のために学校現場での指導(授業)体験をすることが主たる目的です。それに対して、SISは教員志望への意志を持ち、自己課題の解決に向かって取り組むところが違います。

Q4 SISを実施する学校はどのようにして決めるのですか?

【A4】学部での教育実習校や出身学校、また、教育ボランティア体験や院生の教職志望状況等を総合的に判断して決定します。

Q5 学校実践の期間はどれぐらいですか?

【A5】原則として3週間です。

Q6 単位はどうなっていますか?

【A6】教育学研究科、人文社会科学研究科、総合科学技術研究科に「スクールインターンシップ」(4単位)が開設されました。(修了要件、免許要件に含めることが可能です。)

Q7 学年は何年生を対象としていますか?

【A7】原則として、大学院修士1年生です。

Q8 参加学生数はどの位ですか?

【A8】2017年度の参加実績は11人(教育学研究科9人、総合科学技術研究科2人)、2018年度は7人(教育学研究科3人、総合科学技術研究科4人)、2019年度は8人(人文社会科学研究科1人、教育学研究科5人、総合科学技術研究科2人)でした。

Q9 SISを実施するのためのサポートは誰が行っていますか?

【A9】教職センターの特任教員が中心となり、サポートを行っています。実際に学校現場で授業や諸活動に関われるようにするサポートの他、教職志望意識を明確にし、教職に就くことを実現するためのサポートも行います。

Q10 SISを希望する場合、どのような手続きをすれば良いですか?

【A10】毎年4月中旬にSIS説明会を行いますので、希望者は必ず参加してください。学内の掲示板やWEBサイト、事務室からのメール通知等で案内します。ご不明な点は、教職センター特任教員(電話:054-238-4596)に問い合わせてください。